Lesson11-1 食べるために生きるのではなく生きるために食べる

大切なのは「何を食べるか」と「いつどのように食べるか」

飽食の時代、私たちの周囲には様々な食品があふれています。その全てが健康的なものとは限らないことはすでに述べたとおりです。ですから私たちは自分たちの「食」について、自分たちで健康になれるものを選んでいく必要があります。
食べ方にはルールがあります。何でもかんでもただ、とにかく食べればいいというものではありません。何を食べるかはもちろんですが、いつ、どのような組み合わせで食べるべきか、ということを意識するのも重要です。
世の中には様々なダイエット方法があふれていますし、ダイエット産業が衰退することはないでしょう。美しさを求める女性にとっては「ダイエット」という言葉は一生離れることがないキーワードかもしれませんが、どのような理由があろうとも「健康」を犠牲にしてまで行うべきものではありません。無理に体重を減らそうとすれば体のどこかにひずみが生じます。
取り組むべきことは体重を減らすことではなく、ライフスタイルを見直し、より体が求めるものへと生活を変えることです。その結果、それまで余分に溜め込まれていた脂肪が燃やされ、不純物が排泄され、体重は減っていきます。
そのような状態になれば、もう太ることもありません。いつでも自分のベストな体型を自然と維持できるようになるのです。そうなればもうダイエットをする必要はありません。本物の健康とは、ダイエットを意識しなくていい状態でもあるのです。
そもそもすでに述べたように、私たちの体は生命を維持するために健康でいようと努力しています。有害な老廃物を排出して体内を浄化し、免疫力や治癒力を高め、健康を維持しようとしています。そうした努力を続ける自分の体に、最適なものを提供するのはあなた自身の責任といえるでしょう。つまり「生きるために食べる」ことの実践です。
ファスティングコンサルタントとして、多くの事を学習してきました。ここからは、ファスティングに取り組んだ後、普段の生活でも健康的な心や体の管理ができるよう、食や自己管理の方法について最後にしっかり学習していきましょう。
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■Lesson11-1 まとめ■

  • 何を食べるか、いつ、どのような組み合わせで食べるか、ということを意識することは大変重要である。食べ方にはルールをマスターして、食の選択をすることで自分の健康を守っていくことができる。
  • 大切なのは体重を減らすことではなく、ライフスタイルを見直し、より体が求めるものへと生活を変えることである。その結果として余分に溜め込まれていた脂肪が燃やされ、不純物が排泄され、体重が減少する。
  • 私たちの体は、有害な老廃物を排出して体内を浄化し、免疫力や治癒力を高め、健康を維持しようとしている。自分の責任により最適なものを提供することが大切である。