Lesson8-4 ジュースレシピ Autumn&Winter

食べ物が美味しくなる秋は沢山の実りを思い切り楽しみ、イベントが多い冬はたくさんの人との出会いを楽しんでいると、食事のコントロールが難しく久しぶりに体重計に乗ってびっくり!なんてことも珍しくないでしょう。
気温が下がる秋冬は、代謝も下がり溜め込みやすくなる季節でもあります。またパーティーや飲み会シーズンでもあるため、体調管理や体系キープのリセット習慣としてジュースやファスティングを取り入れるとよいでしょう。
秋や冬は、春夏とは少しレシピを変え、根菜やスパイスなどを活用しながら体を温めるジュースを作ります。夏に活躍したキュウリやトマトなどの食材は、体を冷やす働きがあるため冬は控えるようにしましょう。食材の味が濃くなるこの季節はジュースも一段と美味しく、また柑橘類やりんごなどのフルーツも豊富なので、楽しみながら作ることができるでしょう。
ファスティングでのジュースの取り入れ方は春夏同様、ベーシックグリーンとリッチホワイトの他に3種類のジュースをセレクトします。この季節しか味わえないフルーツを加えたジュースは格別です。
 

ジンジャーレッド

材料

  • ビーツ・・・1/2個
  • ごぼう・・・1/4本
  • きゅうり・・・1本
  • グレープフルーツ・・・1/2個
  • 生姜・・・1片
  • パイナップル・・・1/8個

作り方のポイント

きゅうりは皮をピーラーでむいておきます。ビーツを最初にジューサーにいれるようにしましょう。

根菜は体を温める性質があり、ごぼうと生姜の相乗効果でしっかりと内側から温め、デトックスしやすい環境を整えてくれるジュースです。ごぼうにはその他、肝臓や腎臓機能を高め免疫力をアップさせる効能があります。ジュースにごぼうは意外な組み合わせかもしれませんが、フルーツの甘酸っぱいテイストで飲みやすく、ビタミン補給もできるジュースです。
パイナップルは南国のフルーツで体を冷やすイメージがありますが、実は薬膳的視点でみるとパイナップルは体を温めることも冷やすこともしない「平性」の性質を持つので冷えを心配する必要はありません。
※ビーツ→にんじんにチェンジしてもOK
※パイナップル→青リンゴや赤いりんごにチェンジしてもOK
 

ABCレッド

Melica/Shutterstock.com

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材料

  • りんご・・・1/2個
  • ビーツ・・・1/2個
  • にんじん・・・1本
  • オレンジ・・・1個
  • 紫キャベツ・・・1/4個

作り方のポイント

ビーツを最初にジューサーに入れます。フルーツとキャベツは交互に入れて行くと詰まりにくくなります。

りんご、ビーツ、にんじんを組み合わせたジュースは、ミラクルジュースとも呼ばれるほど栄養価の相乗効果が高いジュースです。ガンや生活習慣の予防などに有用性が高く注目を集めています。りんごとオレンジを加えることでまろやかな味となり飲みやすく、キャベツを加えることで胃の粘膜も保護することができます。
※オレンジ→みかんやレモンにチェンジしてもOK
※紫キャベツ→普通のキャベツにチェンジしてもOK
 

スパイスイエロー

材料

  • セロリ・・・1本
  • グレーフルーツ・・・1個
  • パイナップル・・・1/2個
  • 生姜・・・1片
  • ターメリックパウダー・・・小さじ1/2

作り方のポイント

セロリは茎の部分のみを使用します。ターメリックは他の材料を搾ってグラスに入れた後にくわえて混ぜ合わせるようにしましょう。

セロリ・グレープフルーツ・パイナップルの組み合わせは甘酸っぱく爽やかで定番ですが、そこに生姜とターメリックのスパイスを加えることで新しい味の1杯となります。スパイスは体を温める事に加え、冬の時期はとくに注意したいウイルスに対抗する効果も期待できます。
※パイナップル→りんごにチェンジしてもOK
 

リラックスブラウン

材料

  • にんじん・・・5本
  • ケール・・・1枚
  • 洋梨・・・1個
  • チャード・・・3枚
  • フェンネル・・・1/2個
  • レモン・・・1/2個

作り方のポイント

フェンネルは茎の部分のみを使用し、最初にジューサーに入れます。

フェンネルはヨーロッパでは料理にも多用されるハーブの一種で、その利尿作用で体がデトックスされるとともに、独特の香りでリフレッシュできます。洋梨を加えることでジュースにとろみがつき、食感と味のバランスが絶妙な1杯となります。
※フェンネル→セロリにチェンジしてもOK
※チャード→ほうれん草や春菊や三つ葉などのグリーンのものは野菜にチェンジしてもOK
※洋梨→リンゴや梨にチェンジしてもOK
※ケール→ほうれん草や小松菜などの色の濃い葉野菜とチェンジしてもOK
 

ビューティーオレンジ

davidsansegundo/Shutterstock.com

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材料

  • にんじん・・・5本
  • オレンジ・・・1個
  • レモン・・・1/2個
  • 生姜・・・1・1/2片

作り方のポイント

にんじんとオレンジは交互に入れると詰まりにくくなります。生姜は中間くらいにいれるとよいでしょう。

にんじん5本分のβカロテンは、美肌はもちろん髪や爪の健康にも効果を発揮します。オレンジとの組み合わせの安定感に生姜をプラスすることで、体を温め冷えを防止し、血行促進効果も期待できる1杯となります。冬の女性の味方的存在でしょう。
※オレンジ→みかんにチェンジしてもOK
 

チャージパープル

材料

  • 梨・・・中2個
  • 紫キャベツ・・・1/4個
  • 春菊・・・1/4個
  • カリフラワー・・・1/6個
  • セロリの葉・・・ひとつかみ
  • レモン・・・1/2個

作り方のポイント

水分の多い梨から入れて行きます。つまりが気になるようなら、梨と葉野菜を交互にいれるとよいでしょう。

紫キャベツとカリフラワーのダブル効果で、この時期気になる風邪予防にも有用です。また、紫キャベツは胃腸を整え血液をさらさらにし、セロリのリラックス効果も期待できます。癖のある野菜達ですが梨の甘味が全体をまろやかにし、飲みやすい1杯です。
※梨→青リンゴにチェンジしてもOK
※春菊→ロメインレタスやサニーレタスにチェンジしてもOK
 

ベジタブルグリーン

材料

  • ほうれん草・・・1/2束
  • セロリ・・・1本
  • キャベツ・・・1/8個
  • パセリ・・・1茎
  • キュウリ・・・2本
  • レモン・・・1/2個

作り方のポイント

葉物とキュウリは交互に入れると詰まりにくくなります。

たっぷりのクロロフィルやカルシウムやカリウム、ビタミンAを豊富に含んだパワフルなジュースです。野菜中心ですが、キュウリの水分とレモンの酸味でさっぱりと飲む事が出来ます。甘味がほとんどないため、飲みにくいと感じたり冷えを感じる方は、キュウリをリンゴに変更してもよいでしょう。
 

スパイシーグリーン

材料

  • 洋梨・・・3個
  • マスカット・・・ふたつかみ
  • キャベツ・・・1/8個
  • ハラペーニョ・・・1/2個
  • セロリ・・・1本

作り方のポイント

ハラペーニョは種をとって使います。マスカットの種には抗酸化作用があるため、そのまま使用してもよいでしょう。

キャベツの整腸作用とセロリのリラックス効果、ハラペーニョの消化促進効果で、飲み会続きのリセットのスタートとしてもぴったりな1杯です。洋梨に含まれるアスパラギン酸には疲労回復の効果があり、マスカットの甘味でまろやかな味に。そこにハラペーニョのスパイシーさが加わり癖になる仕上がりとなります。
※マスカット→巨峰やレッドグローブにチェンジしてもOK
※ハラペーニョ→ししとうがらしにチェンジしてもOK
 

リラックスグリーン

材料

  • 青リンゴ・・・1個
  • みかん・・・3個
  • ケール・・・中1枚
  • セロリ・・・1本

作り方のポイント

セロリは葉を少なめに、茎を多めにつかいます。そうすることで葉の苦みが押さえられた飲みやすい1杯となります。

青リンゴは赤いリンゴよりも甘味が少なくさっぱりとしているため、ジュース向きです。グリーンが青リンゴのシャープな甘味とみかんで飲みやすく仕上がります。ビタミン、ミネラル、カルシウムのバランスがよく、セロリの香りでリラックス効果も期待できます。
※ケール→ほうれん草や小松菜などの色の濃い葉野菜とチェンジしてもOK
※みかん→オレンジにチェンジしてもOK