Lesson7-6 ファスティングを成功させるためのコツ

ファスティング中は様々なルールがありますが、ストイックになりすぎても精神的に負荷が大きくなり過ぎ、成功が遠のいてしまいます。ファスティングを成功させるためのコツとして、空腹を紛らわせるための方法もご紹介します。
 

どうしても口寂しい! というときには

慣れないうちは、やはりどうしても空腹感を感じてしまうこともあります。一度クリアしてしまうと、あとは慣れてしまってそれほど苦痛は感じなくなるものですが、一番辛い時を乗り切れるかどうかは、重要なカギとなります。

水をゆっくり飲む

どうしても口寂しい時には、水をゆっくりと飲むようにします。「なんだ、水か」と残念に思われるかもしれませんが、これは意外に効果があります。コップに2杯くらいの水をゆっくりと時間をかけながら飲んでいるうちに、空腹感が紛れてきます

ショウガ湯

ファスティングでは、体を温めることも大切なのでショウガ湯などもおすすめです。ぽかぽかとしてきますし、ショウガのパワーが代謝を促進してくれます。甘さが欲しい時には、メープルシロップなど体に優しい甘味料を使いましょう。市販のでんぷん質などが入った生姜湯ではなく、生のショウガをすりおろしたり薄切りしたりするか、ジンジャーパウダーを使って手作りします。

peterzsuzsa/Shutterstock.com

peterzsuzsa/Shutterstock.com

キュウリ・アボカド

またファスティング2日目でもご紹介しましたが、空腹感が強く、何か食べないとファスティングを中止してしまいそう!という気持ちが強くなっている場合は、生のキュウリを1本よくよく噛んで食べるか、1/2のアボカドをペースト状にしレモン汁をかけたものを口にしてみましょう。
食べ物に執着していた気持ちが切り替わってくるでしょう。
 

空腹感をまぎらわせるための呼吸法

静かな場所で行います。テレビなどの音声は切ってください。5分程度行いますが、集中するために、タイマーなどの利用もお勧めです。

  1. 楽な姿勢で椅子に座ります。足の裏は、全体を床につけてください。背筋は伸ばし、手は膝の上へ。リラックスしましょう。
  2. 目を閉じて腹式呼吸を行います。
    8つ数えながらゆっくりと息を吸い込みます。そのあと、8つ数えながらゆっくりと息を吐き出します。この長さが無理なときには、できる範囲で構いません。同じペースで息を吸い込み、吐き出してください。慣れてきたら、徐々に8つになるようにしていきます。
  3. 腹式呼吸に慣れてきたら、呼吸に意識を集中します。体の中を空気が血液にのって隅々まで行き渡る様子や、体中から集められた空気が肺できれいになる様子などを想像してください。体内に取り込まれた酸素が、喜びや愛といった満たされた気分や、エネルギーや光などとともに全身に広がり、不安やストレス、怒り、空腹感などが二酸化炭素とともに外に出ていく様子などを想像してもよいでしょう。