Lesson7-3 ファスティング実践③半日・1dayファスティング

ファスティング前夜の食事

ファスティング前日は、準備の最終段階です。ここからファスティングがスタートしていると考えましょう。翌日からのファスティングに備えて、午後8時くらいまでに軽めの食事を済ませておきます。
肉や油は控えてください。「最後の晩餐!」とファスティング前に暴飲暴食をすることはご法度です。アルコールやタバコも控えます。
 

半日ファスティング

難易度:
デトックス度:★★
効果的な取り組み方:毎日の習慣にする
実践しやすい日:いつでもOK

半日ファスティング
半日ファスティングは朝食のみファスティングを行う方法で、最も気軽に始められるものです。朝食をファスティングメニューにすると、前日の夜から当日の昼までの間の半日、断食をすることになります。

メリット

この方法は生活の中に無理なく組み込みやすいので、ファスティングが初めての方にもおすすめです。しかも昼食を暴飲暴食しなければ、夕食はアルコールも含め通常通りの食生活でかまわないので、空腹によるストレスも軽減されます。ただし1日で効果を感じるようなものではなく、最低でも1週間〜3週間程度継続することにより体重や体調に変化があらわれます。習慣にするつもりで取り組むとよいでしょう。

食事のポイント

昼食と夕食は普通食でもかまいませんが、酵素やビタミン、ミネラルがたっぷりとれるような内容になるよう、生食の割合を多くしたり野菜中心の和食を心がけるとよいでしょう。また、よく噛んでゆっくり食べるというポイントも忘れずに習慣化してください。次第に空腹感を感じなくなり、少ない食事の量でも十分な満足を得ることができるようになります。
体質が改善されたり、体重が減ったりという効果が出るには少し時間がかかりますが、気長に取り組む方法です。「朝食」を改善する、という日々のちょっとした習慣の変更という気持ちで取り組むと長続きします。

Teri Virbickis/Shutterstock.com

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1dayファスティング

難易度:★★
デトックス度:★★★
効果的な取り組み方:飲み会やパーティー後のリセットとして習慣化する
実践しやすい日:休日


朝食だけのファスティングに慣れてきたら、1日のファスティングに挑戦してみるとよいでしょう。
休日の前日夜を準備期として、肉類や油の多いものなどは控えるようにします。休日は朝からファスティングです。ファスティングのためのジュースを朝だけではなく、昼と夜にも取り入れます。日中は空腹感を覚えることもありますが、その時にはファスティングドリンク、水やハーブティーをゆっくりと飲んだり、深呼吸するなどリラックスして過ごしましょう。

メリット

半日ファスティングよりも高いデトックス効果が期待できるので、飲み会やイベントが続く年末年始の週末リセットとしても活用できます。

食事のポイント

朝だけのファスティングでは必要なかった「復食」がこのファスティングでは必要となります。ファスティングの翌日の朝食は、おかゆや重湯のような胃に負担をかけないものを頂くようにしてください。スムージーも復食として適しています。
昼食は具のあるスープやみそ汁などをゆっくり噛んで頂きます。フレッシュな生の果物でもよいでしょう。この時量を食べ過ぎないようにします。夜からは通常通りの食事でもかまいませんが、出来る限り動物性たんぱく質や油っぽいものは避けるようにしましょう。野菜中心でゆっくり良く噛んで、量を少な目に頂けたらベストです。

jreika/Shutterstock.com

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次は、プログラムの中でも長めの3日間のファスティングの方法について学習します。