Lesson6-4 コールドプレスジュース② 作り方・選び方とカット

ファスティング用のフレッシュジュースを自分で作る場合には、いろいろな果物や野菜を準備しましょう。楽しんで取り組めるようにいくつかの種類を用意し、バリエーションやフレーバーを感じながら行うと、ジュースを味わう楽しみも加味されてモチベーションの維持にもつながります。

trubavin / Shutterstock.com

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①美味しい素材を選ぶ

フレッシュジュースの素材は新鮮なもの、できれば旬の物を選ぶようにしましょう。レシピ通りの材料がそろわなくても、手に入れやすい素材にチェンジしてアレンジすることもできます。

素材チョイスのポイント

  • 可能な限り農薬や化学肥料などを使用していないもの
  • 完熟しているもの
  • 色が濃く艶があるもの
  • 旬のもの
  • 新鮮で水分量の多いもの

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②素材の洗い方

素材は皮に多くの栄養素やファイトケミカルが豊富に含まれるので、できるだけ無農薬栽培の安心できる素材を手に入れることが基本です。しかし100%全ての素材を無農薬でそろえるのが難しいので、しっかりと農薬や汚れを落とす方法を知っておきましょう。
食用の重曹パウダーや界面活性剤不使用の農薬除去剤(貝や珊瑚など天然のアルカリ素材を使用したもの)を使用すると、水洗いよりも農薬を落とす事ができます。

  • ブドウなどの房のあるもの・・・水を張ったボウルに重曹などを溶かし、沈めて軽くゆするようにします。
  • りんごやみかんなど、硬い皮のあるもの・・・重曹を溶かした水を張ったボウルに5〜10分程浸けておきます。その後、手でゴシゴシとよくこするようにして洗います。または、重曹を溶かした水を霧吹きに入れておき、ボウルに入れた果物全体に吹きかけるようにして10分ほどおいてから水洗いしてもよいでしょう。
  • いちごなどの皮が薄いもの・・・長時間水に浸けておくと水溶性のビタミンが溶け出してしまうので、浸けるのは数分にとどめましょう。また重曹水を霧吹きしてさっと洗い流す方法も有効です。
  • 葉物野菜・・・つけ置き洗いが基本です。根元の泥などはよく洗い流します。重曹などを溶かした水に5分程度浸けおきしたあと、流水で洗い流します。

③素材の切り方

ファスティングをスタートする前に、ジュース作りによく使用する素材の切り方を覚えておきましょう。種や皮ごと使えるものもありますが、取り除いたほうが良い物もあります。しっかりマスターすることで栄養を丸ごと取り入れることができます。

  • キャベツやカリフラワー・・・葉っぱや芯も丸ごと使用する。投入口に入るくらいの大きさにカットする。
  • ごぼうや人参、生姜・・・皮ごと使用する。皮付きのまま投入口に入るくらいの大きさにカットする。ごぼうはアク抜きをしてもよい。
  • トマトやイチゴ・・・へたをとって種はそのまま使用する。
  • リンゴ・・・軸と種は取り除き、皮は剥かずに使用する。投入口に入るくらいの大きさにカットする。
  • ぶどう・・・一粒ずつばらして使用する。枝は取り除き、種はそのまま使用してもよい。皮の色が濃いとファイトケミカルが豊富で最適である。
  • すいかやメロン、柑橘類・・・皮を剥いてざく切りにする。種は出来るかぎり取り除く。
  • 小松菜やほうれん草、セロリ・・・3〜5㎝くらいのざく切りにする。ほうれん草や小松菜は根や根元の土を取り除く。セロリは筋とりの必要はない。
  • ビーツ・・・最初によく洗って泥を落とす。新鮮で葉が付いている場合は、葉も使用する。皮を剥かずに縦半分にカットしたら、茎の根元の汚い部分を取り除く。ジューサーの投入口に入る大きさにカットする。先端のひげ根はそのまま使用する。もしビーツ独特の臭いが気になる場合は、皮をむいてもよい。
  • パイナップル・・・カットされたものではなく、丸ごと葉が付いている物を選ぶ。葉が大きすぎないものの方がおいしく、お尻から甘い香りがすると熟している。
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    右手で葉の部分を、左手で実の部分を持ったら、雑巾を搾るように前後にねじると葉がとれる。パイナップルを寝かせたら横半分にカットし、頭(葉が付いていた部分)とお尻部分をカットする。安定するように身を立てておいたら、縦に包丁を入れ皮を削ぎ落とすように切っていく。この時、茶色い目の部分をできるだけ残すようにするとよい。皮を全て切り終えたら中心の芯部分を避けるように身をカットし、投入口に入る大きさにカットする。芯も使用するので捨てないでおく。

素材を適切に扱うことで、よりジュース作りが楽しく簡単にできるようになります。ぜひマスターしていきましょう。

■Lesson6-4 まとめ■

  • 美味しいファスティングフレッシュジュースのためには、まずは美味しい素材を選ぶようにする。選び方のポイントは①可能な限り農薬や化学肥料などを使用していないもの、②完熟しているもの、③色が濃く艶があるもの、④旬のもの、⑤新鮮で水分量の多いもの、などがよい。
  • 農薬などが付いているとメリットが大幅に減ってしまうため、食材は出来る限り無農薬で栽培されたものを選ぶとよい。
  • 全てを無農薬で揃えられない場合でも、食用の重曹パウダーや界面活性剤不使用の農薬除去剤(貝や珊瑚など天然のアルカリ素材を使用したもの)を使用すると、水洗いよりも農薬を落とす事ができる。